角度を変えると、新しいものが見えてきた。

こういうご時世ですから、文句を言ってみたり、批評家の様に勝手な意見をたれ流すのは,あまり、建設的ではないなーと思い、この2ヶ月あまり、いろんなことをもっと深く考えてみようと、楽しみながら時間を使っています。

・ヴィジュアル コミュニケーションって、今のままの教え方でいいの?
・デザインって何故、必要なの?
・何故、ヒトはときめくことで目の前がパァーッと、明るくなるの?
・ヒトの行動を見て、「分かってないナ〜」とか、イライラするのは何故?
など、勝手にその日の午前中にテーマを決め、今まではそんな考えはしなかったけど、この際、時間もあることだし、全く違ったアプローチをするように脳に仕向けています。

その中に、・どうすれば絵を描いた時に、気持がよくなるの?というのがありました。3月の中旬より約60日間で、10枚の絵が仕上がりました。その絵を机の前に立てかけているのですが、どうも構成が納得いったものは、いつ見ても、ニンマリ出来るんですね。四隅があり、どのように対象物を配置するのか?その奥行きは、どうするのか?が上手くいった時に、「ナルホドね」「これは面白い」「ニンマリ」と、一人勝手に、うなずいています。

これまで、こんな短期間に10枚もの絵を描いたことがなく、ましてや目の前に絵を並べ、何に反応しているのだろうなどと、観察・考察・推察・洞察を繰り返したことなどなく、突っ走ってきた人生でしたので、ひとつのことに集中的に頭を使ってみることや、自分の頭の中を探ってみる時間が持てたことは充実の2ヶ月でした。
出逢いがすべてと思っていますが、新型コロナウイルスとの出逢いは嬉しいことではありません。しかし、この時間を上手に使うことで、又違った風景が見えてくるようです。

校友会を使い、何か出来ないだろうかというご相談などあれば、気軽に言ってくれませんか。役員会で、検討させていただきます。

村中 凱