「教えるって大変だ・・・」と、教わりました。
知恵をつけるお手伝い。
先日、8/25に日デの夏季講習に行ってきました。3限目は昼間の学生さん、4限目は夜間部G科の皆さんでした。「誰も教えてくれなかった発想法」というテーマで、自分なりの発想法「ナゼ?ナルホド理論」の核心部分を喋ってきましたが、ちょっと時間がたりなかったかナーの気持ちと、内容的にも少し、ドタバタが目立ったのではないかと反省しています。
定期的に教えている頃は、一年間をかけて、デザインの何たるかを語り、だからこの部分が社会と結びついているので・・・と、共感・納得の繰り返しで教えることができ、学生さんにも知恵をつけて貰いやすい環境でした。
一次的創造から二次的創造へ。
デザインすることは、企画▷具現▷展開で成り立っていて、具現には、一次的創造と二次的創造があるんだよ・・・と話してきました。
デザインすることは料理をするようなもので、例えば、彼のために( 家族のためにでもいいのですが )こんな料理をしてあげようと考えるのが企画で、お米や野菜や肉を育てたり、魚を獲ったりするのが具現の一次的創造で、それらをもっと美味しく、食べやすく工夫するのが二次的創造です。一次的創造と二次的創造で新しい関係を見つけ、社会に結びつけ直してあげるのがデザインですよと、話してきました。
伝える難しさ。
一次的創造と二次的創造を組み合わせるには、想像力が必要になってきます。それは、今までなかったものや、気がつかなかったものを組み合わせなければいけないからです。そこを上手に説明してあげ、学生さんが納得してくれれば、デザインの仕組みが理解でき、発想が苦手なほとんんどの方々も「ソウイウコトダッタノカー」と、発想するって、面白いねーとなるはずでした。・・・が、伝え方に難があったのか、上手に伝えきれなかった感じもしています。
対面って目を見て語ること。
夏休みも終わり、前期末の授業も始まりました。それぞれの先生方もこんな時ですから、リモート授業などの工夫をしていると思います。教わるほうも、教える方も大変だろうなーと感じました。
知識を教えるのならば、リモートでも大丈夫だろうと思いますが、知恵をつけてもらいたい時は、やはり、対面の方が微妙なニュアンスが伝わりやすいようです。
夏季講習は、対面授業だったにもかかわらず、上手に伝えてあげられなかった部分の改良版を今、作成中です。2クラスの皆さんには中途半端な授業をしましたので、改めて、もうすこしマシな授業をさせてもらおうと、思っています。
9月末には前期末試験があるようです。「試験を見学してもいいかなー」と、学生さんに話したところ、「待ってまーす」とのことでした。どなたか、試験を見学したい人、いませんか。対面ならば、私は参加したいと思っています。後輩の試験を見学したい方がいらっしゃれば、連絡待ってます。
<校友会 SO-ZO-NE 会長 村中 凱>