ナゼ?って、まずは第一歩目。

意識をすると、美しさが見えてくる。

 年賀状をつくる時季になりました。
「美しい貌に出逢いたい。そして、できることなら、色気のある毎日に出逢いたいものです」と、2021年の年賀状には書きました。
 モノとの出逢い、コトとの出逢い、ヒトとの出逢いで心が動き、心が揺さぶられることで、面白い時間が動きだすと思っています。ある出逢いに心が動いた瞬間に「なぜ?」「オレの心が動いたんだろう?」と、アタマが反応してしまうのが、日常になっています。
 妄想、連想をすることで、一人遊びを楽しんでいます。

出逢いの中に美しさはありそうだ。

 今年一年を振り返ってみると、「美しいって一体、何なんだろうか?」と、美しさを探していた一年でもありました。
 世田谷の端っこから渋谷まで、ほぼ毎日、バスで通勤しているのですが、約50分間、後部座席の左奥から、歩道で起きている小さなドラマを眺めています。朝の時間帯で、光がさしている時は、そのドラマでの表情も刻々と変わります。逆に、曇っている時とか雨の日は、外の風景にあまり興味を示さないようで、老眼鏡をかけながらの本との時間です。
 
 バスの窓から眺める小さなドラマの中でのお気に入りは、何かの陰の中に、木漏れ日状や細い棒状の光が差し込んでいる瞬間を見つけた時は最高です。
 バスは動いているわけですから、私の興奮できる対象物は、ある角度を保ち、一瞬の出来事のはずですね。その一瞬はカメラのシャッターを押すように、脳裏に刻み込まれます。その上、欲を言えば、モノトーンの状態の中に、小さな赤い点や面が配置されていると、相当、私の機嫌がよくなるようです。( 簡単に状況を説明すると、植込み横の陰になっている所にコーンなどが立っていて、そこに光があたり、部分的に赤が光っている感じです。絵を説明するのは難しいですね )

見方を変えると、新しい出逢いがある。

 そんなことも、何かしら影響しているのかもしれませんが、2018年1月から始めた「ホテルな時間」というWebでやっているショートストーリー。
 ホテルで起きている小さな物語を絵と文を組み合わせて、1分間の物語として、楽しんでもらっています。その絵のつくり方も少し変わってきたようです。瞬間にこそ、美しさはありそうだと、1分間の物語を作ってきましたが、それよりも、もっと短かく「瞬きの間」にこそ、物語はあるのではないかと思うようになりました。

来年こそは、もっと、ときめく時間をつくりたい。

 そこで、2022年度の年賀状、「瞬きの間」にこそ美しさはありそうだと、まとめようとしています。現在進行中の「ホテルな時間」のwebの中では、「微熱のある風景」というコーナータイトルで、ホテルで見かけた方々の心の内を、抉っています。
 もし、興味があれば、現在、更新中ですので見てみてください。

www.hotelnajikan.com
上記のWebで公開中。1分間の物語です。

 長らく、様子を見ていました校友会の集まり等の件、年が明ければ役員会議なども開けそうです。改めて、ご連絡させていただきます。

 皆さんの師走はいかがですか。
 納得できる、良い年をお迎えください。

<校友会 SO-ZO-NE 会長 村中 凱>