エリック・カールの「はらぺこあおむし」の成功の鍵は日本にあり!?

先日、二子玉川ライズに2021年11月21日(金)にオープンした
「PLAY! PARK ERIC CARLE」(プレイパーク エリック・カール)に行ってきました。
中にはエリック・カールの楽しい絵本の世界が広がっていました。

https://playec.jp/

虫や動物が隠れている迷路
カラフルな動物パネルや美しい虫の標本
アスレチックフィールド
などなど
楽しいゾーンがいっぱいでしたが

私が一番テンションが上がったのは
木製の仕掛け「オートマタ」のゾーン。
大人が見ても楽しいマシーンがたくさん並んでいて
童心に帰ることができました。

はらぺこあおむしの初版は日本で印刷された!?

エリック・カールといえば、代表作は「はらぺこあおむし」ですが
実はこの初版、日本で印刷されたって知っていましたか?
はらぺこあおむしは、ページの長さが違ったり
ページに穴が空いていたりという
ギミックがたくさん詰まっている素敵な絵本!

しかし当時は、「そんな難しい絵本は無理だ」と
アメリカ本国では印刷会社にことごとく断られたそう。
そんな中、1968年夏に担当編集者のアン・ベネデュースは
休暇旅行でたまたま日本を訪れ、日本の出版関係者に絵本の試作品を見せて回りました。

すると偕成社の元社長・今村廣さん(故人)がこの絵本にほれこみ、
印刷・製本を引き受けてくれる会社を見つけてくれたらしいです。

こうして、「はらぺこあおむし」は誕生したのです!

情熱は誰かに伝わる!

私は「はらぺこあおむし」は知ってましたが
印刷が日本で行われていたなんて知らなかったです。
普通、本国で印刷ができなったらそこで諦めてしまいそうなのに
わざわざ海外の印刷会社まで巻き込んでこの絵本ができたと思うと
関係者の方々の情熱と想いの強さに驚かされます。

しかしそのおかげで、
今日の私たちはこの素敵な絵本に50年以上魅了され、
そこから新たに派生した様々なコンテンツが
より多くの人々を幸せにしています。

これから先の未来でも
きっと色々な困難の先に新たなコンテンツが生まれていくのだと思います。
卒業生の皆さんの誰かがそんな素敵なお仕事に携わっていくかもしれません。
それはとても楽しみですね!

<校友会 SO-ZO-NE 役員 堀之内>