2021年11月10日マンガ家高橋陽一先生の特別講義を開催しました。

ペルー独立200周年を記念したイベント『第49回日本文化週間』のスペシャルゲストとしてご登壇していただき、NDS講師の竹田芳幸先生との対談形式でオンラインによるライブ配信を行いました。

『キャプテン翼』はペルーでとても人気が高く、現地からもたくさんの方が参加。NDSの学生は約130名以上受講し、日本とペルーと繋ぐオンライン特別講演として大変貴重な機会でした。高橋先生が『キャプテン翼』を描き始めた当時のエピソードやキャラクターの誕生秘話、ストーリー設定などについてじっくりお話を伺うことができました。

ご自身もサッカーが大好きで、ワールドカップ試合や応援しているチームの影響も作品に反映していたというお話やサッカーの話題が日常的なペルーの人々から、非常にたくさんの反響があったことも伺いました。これからマンガ家を目指す若者、そしてサッカー選手を目指す世界中の子どもたちに向けメッセージをいただきました。

「自分が目指すもの、目標に向かって“一生懸命”がんばることを大切にしてください。まずは小さな目標を見つけ、ひとつずつクリアしていくことで大きな夢の実現に近づきます。」「マンガを読むことも、映画を見ることも、クラスメイトとの会話も、きっとすべてが自分の役に立ちます。好奇心をもって、たくさんのことを吸収して、世の中に自分のクリエイティブを発信していってください。」

『キャプテン翼』の作品でも「夢を持って頑張る」というテーマで主人公たちがまっすぐに突き進んでいく姿が描かれています。高橋先生が作品を通して、世界中の子どもたちに夢や希望を抱くことの素晴らしさを伝えていると、改めて感じました。

マンガやイラスト、デザインを学ぶNDSの学生たちにとって発想力を育てることや、これから制作に必要な価値観を知ることができた講演となりました。