LEP40マンガイラストコンテスト受賞作品紹介
マレーシアと日本各地から、幅広く個性豊かな作品190点が寄せられ、厳正なる審査の結果、11名が入賞しました。
受賞作品とコメントをご紹介します!
▼LEP40とは?
LEP40周年を記念したプロジェクト。
在マレーシア日本国大使館特設サイトはこちら
https://www.my.emb-japan.go.jp/itpr_ja/LEP40.html
☆グランプリ
『花と蝶』mano mouth さん
【作者コメント】
トライショーに乗っている二人の女の子を描きました。
周りにはマレーシアに馴染みのあるハイビスカスや蝶を描きました。
【審査員 マンガ家 里中満智子先生のコメント】
色のバランスが良いです。
画面を色によって「コーナーに分ける」ことで二人のキャラクターぞれぞれを引き立てています。
仕草も愛らしくて良いです。
【審査員 NDS講師 大桒彩先生のコメント】
色使いが目を惹く作品になっていると思います。
ハイコントラスト等の流行りの表現方法を使い、衣装もしっかり書き込んでいるのが好印象です。
背景と人物の奥行きや空気感がしっかり伝わります。
☆準グランプリ
『Membawa!わたしたち!』黒田 真優 さん
【作者コメント】
このコンテストからマレーシアと日本には深い関わりがあることを知りました。
【審査員 マンガ家 里中満智子先生のコメント】
キャラクターの表情が良いです。
また、マレーシアと日本両国ゆかりのアイテム配置のバランスが良いです。
画面を傾けた構図が躍動感を生んでいます。
【審査員 NDS講師 大桒彩先生のコメント】
観光パンフレットのようなワクワク感がありとても良いです。荒さが気になるのでちょっと勿体無いです。
☆LEP特別賞
『ハシゴ旅行』はたさん
【作者コメント】
マレーシア人の男の子と日本人の男の子が、お互いの国の文化に触れながら仲良く旅行している様子を描きました。
右半分は日本、左半分はマレーシアをイメージしました。
楽しげな雰囲気にするためにたくさんの色を使うようにしました。
【審査員 NDS講師 藤井みどり先生のコメント】
強い赤と青の色がとても印象的で、ダイナミックさを感じさせてくれる作品です。
肩を組み、前方を指差しをして未来に共に進んでいるようなイメージが素敵です。
キャラも良く動いています。人物と国旗ははっきりとした強い色合いですが、背景は両国の様々な象徴的なアイテムを2人を取り囲み流れるように配置し、トーンをやや落とした色合いでキャラの邪魔にならないようにされており、アイデアがたくさん入り、日本とマレーシアに想いを馳せることができる、見る人を楽しませてくれるイラストになりました。
☆マレーシア賞
『Picnic』xinruさん
【作者コメント】
日本人の友人とピクニック。二人でそれぞれの国の料理とデザートを持ち寄りました。
みんなで分け合って食べました。
【審査員 在マレーシア日本国大使館のコメント】
美味しいものが大好きな日本人とマレーシア人。
料理の一品一品が丁寧に描かれていること、人物が楽しそうに手を取り合っている姿が描かれ、背景の暖かな色使いにより、
お互いの国の美味しいものを、ひとつひとつ紹介し合っている楽しい雰囲気が伝わります。
人物が立ち止まっておらず、歩を進めていることを描くことにより、日本人とマレーシア人が、これからも友情をはぐくみ続け、ともに未来へ向かう、前向きな雰囲気が伝わります。
☆日本賞
『異文化ゲーム交流!』琴:さん
【作者コメント】
日本とマレーシアの交流の様子を描きました。
日本の女の子とマレーシアの男の子がお互いの国の服を着て、お互いの国の遊びを体験している様子です。
それぞれの国の国鳥や国の花、建築など、それぞれの要素もたくさん詰め込みました!
【審査員 マンガ家 里中満智子先生のコメント】
落ち着きがありながらもアピール力のある構図で、見るものに強い印象を与えます。
人物の仕草も動きがあっていきいきしています。
【審査員 NDS講師 大桒彩先生のコメント】
描き込みに非常に力が入っていて、見応えのある一枚絵に仕上がっています。
質感もしっかり出来ている一枚です。
☆奨励賞
『紹介するね!』 石原真純さん
【作者コメント】
LEP40を通してお互いの国の良さを知りながら、楽しく学んでいくことをイメージしました。
また、この活動を通し、自国の良さも改めて知るきっかけになるのではないかと思い、
子どもたちが日本とマレーシアそれぞれを嬉しそうに紹介している姿を描きました。
【審査員 NDS講師 Kevin先生コメント】
私はこの作品がとても好きです。異なる文化を持つ2つの国の希望と幸福が調和し、心弾む色となって表れています。
レイアウトも、多文化的なデザイン要素がバランスよく描かれ調和が取れていますね。
鉛筆と水彩を織り交ぜて使うことで、身近でありながら、心を温かくしてくれるような印象を与えます。
この作品を見る人が、心温まる気持ちになることを願っています。ご応募有難うございました!
☆奨励賞
『マレーシアと日本』 アマツカさん
【作者コメント】
お互いの国の花の柄が入った服を交換している場面を描きました。
【審査員 NDS講師 大桒彩先生コメント】
物語性のある一枚絵に仕上がっていて色使いも綺麗です。
欲を言えば、もうちょっとオシャレを楽しむ雰囲気が欲しいので、ちょっと服がカーペットに散らばってたらなお良かったかなと思います。
☆奨励賞
『Cute Style Traditional』 齊藤彩菜さん
【作者コメント】
“カワイイ”文化が有名な国日本と派手な色使いの工芸品や動植物が有名なマレーシア、二つの国の”カワイイ”をテーマに描きました。
中心の女の子達も現代和装やヘッドドレス風のヒジャブにし、伝統衣装に現代的なかわいい要素を取り入れました。
【審査員 マンガ家 里中満智子先生のコメント】
描き込みの熱意が伝わってきます。とても個性的で、見るたびに発見があります。
アイテムの配置は何度も考え抜いて決めたと思います。「努力は説得力を生む」というお手本です。
☆奨励賞
『Towering mountains』 Ng Xiao Yewさん
【作者コメント】
マレーシアのキナバル山、日本の富士山が国旗色の空の下にそびえています。
【審査員 NDS講師 いとうみちろう先生のコメント】
キナバル山と富士山、マレーシアと日本を象徴する名峰の間に光がさしているのを見て、
お互いの国の未来がより輝かしいものになればいいなと思いました。
色彩が印象的で、テクスチャやエフェクト表現も絵の良さに貢献しています。
大胆な雲の背景は、湧き上がる力が溢れているようにも見えるし、淡い光と色が溶け合う穏やかな空間にも見えます。
そうした受け手が自由に想像できる余地があるのもこの絵の面白さだと感じます。
☆奨励賞
『手をとりあって。』 ひな田さん
【作者コメント】
LEP40がマレーシアと日本のつながりを大事にする活動であると捉え、国と国のつながりをイメージしたいと思いました。
つながりから始まる世界の広がりを浮遊感で表現できるよう意識して描きました。
【審査員 NDS講師 久保誠二郎先生のコメント】
とてもオモシロイ作品です。世界を俯瞰から描いている構図がとても良いと思いました。
表現されている世界がとてもチャーミングで躍動感があり、色々楽しめるポイントが入っている作品だと思います。
今後のご活躍を期待しています。
☆奨励賞
『Let’s 』 幽霊さん
【作者コメント】
人々が手を取りあって沢山の夢や希望に向かって進む場面を想像したので、
躍動感のあるポップでカラフルなイラストに仕上げました。
【審査員 NDS講師 夏目レモン先生のコメント】
漫画やイラストを通して1人1人違う価値観やお互いの文化を知り、
自分の思いを相手に伝え手を取り合って認め合えるようなイラストで素敵だなと思いました。
鮮やかだけれども喧嘩しすぎない個性的な色彩でパッと目を引く力があり、とてもお洒落で華がありました!
また流れるようなエフェクト、ハイセンスなテクスチャ選びも素敵です。