コミュニケーションについて、少し、語れるようになりました。

学校も4月に始まり,7月の末からは夏休みが始まります。  
そして、9月の中旬からは前期末試験が控えています。  

私は、ヴィジュアル コミュニケーション  デザインを教えている関係で、  
2年生の前期末試験課題にコミュニケーションにまつわる40ページの冊子を  
作ってもらうことにしました。  

2016年度には16ページ、2017年度には24ページと内容を充実させて来た結果、  
24ページに挑戦した学生さんの卒業制作が大幅に変わって来ました。  
まず第一に、学生さんがコミュニケーションとは何かを自分の頭の中でじっくり  
考えるようになったこと。第二に編集する面白さ、楽しさを覚えてきたこと。  

編集するコトは相手が何を望んでいたり、何を欲していたりを知ることから始まって、  
どのような切り口からアプローチしていけば、コミュニケーションが成立するのかを  
綿密に設計しなければいけないんですね。  
それを経験した学生さんが、自分の考えや、伝えたいことを視覚化する面白さや、  
楽しさや、難しさを覚え、卒業制作に臨み始めたからかも知れません。  

そんなことを土台にしながら、今年は40ページの冊子づくりをしてもらいます。  
今、社会人の方々でコミュニケーションについて語りきれる人は、なかなか、いないと  
思うんですね。だからこそ、学生さんがこの時期、「こんな難しくて、大変な課題を  
出しやがって・・・」と、ブーブー言いながら課題を仕上げた先には、「アレッ?  
コミュニケーションって奥が深くて面白いもんだな」と感じ始めて欲しいンですよね。  

今年の前期末試験は、9月12日から14日に行われます。  
校友会員の皆さんで、久しぶりに前期末試験の緊張感とか達成感などを振り返ってみたい 
方がいらっしゃれば、試験当日に会場にいらっしゃいませんか。  
少なくとも、G科には私もいますので、コミュニケーション作品の出来不出来や、  
社会人から見た生の意見を言ってくだされば、学生さんも喜ぶと思います。  

梅雨が開けて、あの夏がやって来ます。お身体、ご自愛のほど。  

<校友会 SO-ZO-NE 会長 村中 凱>