目的が決まれば、頭が動きだす、様です。

このクソ暑い中、「デザインコンサルタントの仕事術」という本を読みました。  
アップル、マイクロソフト、ディズニーが絶大の信頼を寄せるfrogのノウハウが  
詰まった一冊との宣伝文句につい、乗った次第です。  
プレゼンテーションは9分で終わらせようという部分が面白かったのですが、  
他人は9分までなら話につきあってくれるけど、「最初の3分が大事だよ」と、  
いうことでした。  

共感を呼ぶ3分、緊張感を生む3分、信頼を得る3分と、まずはパートを分けて、  
◯◯のための3分と意識すると、やるべきことが見えてくると、言ってます。  
・・・ということは、どんな時でも、目的は何か?をしっかり持てば、その3分が  
充実してくる筈ですよね。その調子で、3分を1分毎に分けるとすると、1分目は  
何を言う、2分目は何を言う、3分目は何を言うと話を設計することが出来ますよね。  
「目的は何か?」がしっかりしていれば、すべてが解決するということですね。  

例えば、私の頭の中には、A:モノづくり B : コミュニケーションづくり  
C :絵づくり D : これは秘密 と、四つの部屋があるのですが、それぞれに  
部屋の目的が違います。  
A : ◯◯なモノがあれば、もっと暮らしが快適になるのになーとか、  
B : こういう伝え方をすれば共感してもらえるのになーとか、  
C : こんな絵があれば機嫌よくなれるのになーなど、違った目的があります。  
いつも、その目的に合わせて、頭を働かせているんですよね。  

私は、デザインをすることは問題を解決することだと思っています。  
その解決のためには、課題を決める必要があります。その課題を決めるには、  
目的がはっきりしないと課題が決まらないことになります。  
「だから、その目的は一体なんなんだよー」はとっても大切なことですよね。  

このクソ暑い中だからこそ、「この本は一体、何が言いたいんだよー、何が  
目的なんだよー」とイライラしながら目的を見つけようとしたから、案外早めに  
内容が、身体に届いた感じもあります。  

最後に、学園祭に校友会も作品を出すことになりました。皆さんもそれぞれに、  
自分が作品を出す目的は◯◯だと決めて、作品を提出すると、何か、面白いものが  
出来そうですね。あっ、それから、学園祭初日に同窓会も開かれます。  
その出席の目的は皆さんそれぞれと思いますが、目的を何にするかで、気持の  
持ち様が違いますもんね。何か、毎日が楽しくなって来ませんか。  

<校友会 SO-ZO-NE 会長 村中 凱>