欲望って、すべてを動かせてくれますね。

勉強することが楽しくなりました

 2022年の11月に、約45年間続けていた制作会社を、表参道・渋谷あたりから世田谷の自宅に移しました。ひとつには、毎月、高い家賃を払わなくても、どうもリモートで仕事はできるのではないか?を遅ればせながら思い始めたからです。それともう一つ、もっと今より、勉強( もっと遊んで、もっと頭を動かすこと )したくなってしまいました。

 引っ越しをして、6ヶ月が経とうとしていますが、以前事務所を借りていた頃より、たくさん頭を動かしているようになりました。一週間に一枚は絵を描きたいなーと決めて、おおよそ、そのペースで描いているつもりですが、それは依頼されている絵ではなく、自分の遊びで描いている訳ですから、好き勝手に描ける、自分にとっては気持ちの良い遊びなんですね。今も、絵の表面が絵の具でジョボジョボになったものが乾かす工程を進めながら机の横である目的に向かい、進んでいます。

考えるって、一番、身近な遊びです。

 どうも、頭を上手く使うには、あまり集中しない方がいいみたいですね。いい考えが欲しい時には「山上」といい、「馬上」「枕上」「厠上」だと学びました。馬の上で揺られているとき、うとうとしているとき、トイレをしているときと、中国の古いことわざかららしいですが、これはどうも、心が解放されリラックスした状態にあることのようです。

 ところが、私の場合はどうなのかと考えてみますと、何か、Aという行動を遂行しているその真っ最中に、考えがフツフツと湧いてくるみたいです。そのAという行動は渋谷に向かっているバスの中であったり、夜中にコンビニにソフトクリームを買いに行く途中であったり、右手に絵を置いて絵の具のジョボジョボを乾かしながら本を読んでいる時だったり。それを整理すると、Aという目的に向かい身体は行動していれば気持ちに余裕が出てきて、脳が自由自在に遊び始めるからだろうなーと、結論付けました。

面白い=目の前がパァーッと明るくなること。

 6/23( 金 )午後6時から、「大人を学ぶ学校」第10回目を開きます。メタバースについて、いろいろ、教えてもらおうではないか・・・という試みです。私は個人的には世の中でもてはやされているゲームというものがどうも嫌いなのですが、「何故、こんなにもゲーム的なものが嫌いなんだろうナー」と、考えてみますと、私の五感のどこも興奮しないんですね。・・・ということは、刺激を受けても心が動かないということですから、メタバース的なものにも興味が湧かないのでは?と考えたりしています。

 でもこのメタバースを私の生活の中に取り込めば、どうなるんだろうと考えるのは大好きですから、そのためには詳しい人から少し話を聞いてみるのも面白そうかな?と、好奇心の芽が少し動き始めました。

 「ナゼ、オレは、この世界があまり好きではないのかな?」を考えてみる日にするために、6/23を楽しみにしています。

<校友会 SO-ZO-NE 会長 村中 凱>