2022年9月3日 / 最終更新日時 : 2022年9月7日 ndg_koyukai 卒業生・講師より

小林亜未個展『Which is Which』開催！

【作品展情報】
2022年9月6日(火)より、小林亜未さんの個展が開催されます！
小林さんは2004年に本校グラフィックデザイン科を卒業し、現在はフランスパリでデザイナーとして活躍されています。

小林亜未個展
『Which is Which』

■展示コメント
パリで生活している中で、今面白いなと思っているのがフランスと日本の食文化の違いです。
米が主食の日本人に対してパンが主食のフランス人。
魚をよく食べる日本人と、肉をよく食べるフランス人。
一見対極しているように見える日本とフランスの食文化。
しかし見た目が違うだけで、実は似ていることもたくさん。
その一つの例として、日本で身近な食べ物であるお蕎麦の生産量は、フランスの方が日本より上であることが世界ランキングでわかっており、食べ方は「蕎麦」としてではなく「ガレット」として。
食べ方が違うだけなのです。
長く日本に住んで、日本食と日本の文化は大好き。
でも「納豆の臭いだけは無理」と言い切るフランス人の友人をたくさん見てきましたが、彼らはとんでもない強烈な臭いを放つ数々のチーズを好んで食べています。
私からすれば納豆より臭いのですが、同じ発酵食品ということで、どっちもどっちな気がします。
今回はそんな日仏の食文化のコントラストを、なぞなぞのように切り取って表現してみました。
今年の5月、株式会社竹尾 8期STOCK MEMBERSの1人として、竹尾青山見本帖にて開催されたグループ展にて発表した「Which is Which」に、新作を加えて。